瀬波温泉は、明治37年に石油掘削中に熱湯が噴出したのが始まりです。その豊富な湯量と別名「熱の湯」と言われる95℃の熱量を誇ります。
その昔、温泉噴出の前夜にお狐様がコンコンと鳴き温泉の噴出を予見したといわれます。また、日本海の目の前という全国屈指のロケーションを誇り、その風光明媚さから、「温泉は いみじき瀧のいきほいを 天に示して 逆しまに飛ぶ」。昭和12年2月、瀬波を訪れた歌人・与謝野晶子は僅か二日間の滞在に関わらず、実に45首の歌を詠み上げました。現在も、元湯のある南側山麓の高台では、摂氏90度以上の熱の湯が噴出しており、源泉の湯で温泉たまごがつくれ、人気を博しています。
源泉をそのまま引き込んだ、足湯で日頃の疲れを癒しませんか。この“温ったか広場”を中心にして、てくてく歩いての散策をお勧めします。
足湯は、むくみや立ち仕事での足の倦怠感に効果てき面です。15分程足をつけるだけで体中がポカポカしてきますので、のんびりご利用ください。
気軽に温泉を味わえる日帰り温泉は、観光客はもちろん、地元の人たちにも人気の施設です。
鯛の島、粟島を眼前に、清澄な日本海と緑豊かな松林の続く海岸は、白砂青松の言葉がぴったりの海水浴場としても知られ、とりわけ旅館やホテルから水着姿でとんでいける素晴らしさは、まさに夏のビーチリゾートにふさわしい温泉街です。
日を見て感じることは人それぞれではないでしょうか。元気になったり勇気をもらったり、何故かちょっと寂しくなったり。1年365日、日々違う表情を見せてくれる日本海・瀬波温泉の夕日。
あのやさしい光に心癒される瞬間を感じてください。海岸線から見る夕日、展望台から見る夕日、家族で見る夕日、恋人と見る夕日、それぞれ、その瞬間が思い出です。
素敵な夕陽の写真が撮れたらぜひ当サイトの夕陽ギャラリーに投稿してください。
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瀬波温泉の松林は、江戸時代、村上町の大年寄役徳光屋覚左エ門によって、防砂林として植えられたという言い伝えがあります。
昭和12年2月10日にこの地を訪れた与謝野晶子も、その風情を愛し、わずか1日の逗留で45首もの短歌を詠んだほど。街・松林を歩き、海を眺め、その風情の素晴らしさを実感してみませんか。
てくてく歩けば、季節の花々に出会うことが出来ます。中でもおすすめは、諸上寺公園の桜。桜並木を横目に車で山頂まで登ることができます。山頂からは、美しい日本海を眺めながらの花見が最高です。