無添加、国産小麦100%。やさしくてかわいいパン屋さん

店主　酒谷みお子さん

国産小麦を100%使用した無添加生地を使ったパンなどが並ぶ「パン屋ぬくぬく」。

店主の酒谷さんは地元瀬波温泉の出身。県外の病院などで視能訓練士として働いたのち、家族の介護のためUターンした。もともと趣味で続けていたパンづくりを仕事にしたいと、有名店での修行等を経て2019年に同店をオープン。

「安心で安全なパンをみなさまにお届けしたいです」と酒谷さん。

お手頃価格と無添加ならではのやさしいあじわいのパンは、たちまち人気に。地元客だけでなく、村上市外から訪れるファンもいるという。人気商品の山食パンは、開店早々に完売してしまうことも。

「瀬波温泉にはパン屋がなかったため、地元で買えるのは嬉しいと毎日のように買っていってくださる地元の常連さんもいらっしゃいます」と酒谷さん。

「パン屋の良さって、良い意味で敷居が低いところなのではないかと思うんです。価格も手頃ですし、ショーケースを見てどれにしようかな？と悩んだり、選んでいるだけでもなんだか楽しいですよね」。

店名の「ぬくぬく」は、「温泉に入ってぬくぬくあたたまる」という瀬波らしいイメージから。温泉旅行のお供に購入していく観光客も多い。

焼きたてパンを楽しんで

村上茶を使ったパン、笹川流れの塩を使った塩バターパンなど地元食材を使ったパンや、季節の果実を使ったパンなど種類豊富に楽しめるのもパン屋ぬくぬくの特長。多いときには約30種類ものパンを酒谷さん1人で焼き上げるという。 「なるべく焼きたての状態で楽しんでほしいので、1人で焼ける分量の中で、何回かに分けて焼いています」と酒谷さん。なるべく多くのパンを楽しむには、午前中の時間帯が最もおすすめだ。