圧巻の品揃えと日本酒愛にあふれる酒店

店長　二ノ瀬　彰さん

瀬波温泉で60年以上にわたり営業を続ける「地酒の店たむら」。扉を開くと、店内にびっしりと陳列された品揃えに圧倒される。日本酒とともに目がいくのが、店内の至るところに張り出されている日本酒愛あふれる手書きポップだ。手がけているのは、店長の二ノ瀬彰さん。

瀬波の地で長年歩んできた老舗酒店として、温泉街の横の繋がりを大切にしてきた。

「人の良さは瀬波の誇れるところだと思います。自分のところだけでなく、みんな一緒に盛り上げていけたらいいよね、という気風が瀬波にはあると思います」と二ノ瀬さん。積極的にイベントなどにも出展し、日本酒の魅力をPRしている。

村上の日本酒のみならず、新潟の日本酒を数多く取り揃えており、上越市や南魚沼市の銘柄なども。数種類の日本酒をテイスティングできる試飲コーナーも観光客を中心に人気だ。

村上でしか味わえない限定酒も

おすすめは、村上市にある宮尾酒造と大洋酒造の2蔵の地酒だ。
「綺麗で甘口の〆張鶴（宮尾酒造）と、すっきり辛口の大洋盛（大洋酒造）。2蔵が切磋琢磨し、地元を巻き込みながらお酒のまちとしても村上市を盛り上げるべく努力されているところにとても共感します」と二ノ瀬さん。

なかでもおすすめは、村上でしか手に入らない地域限定販売酒「〆張鶴　お城山」、「大洋盛　紫雲」の2種だ。

「瀬波の旅の思い出に、ぜひお手に取っていただければと思います」。