アジアン雑貨をセレクト。

店主　遠山利子さん

2019年にオープンした雑貨屋「お天気倶楽部」。長岡市寺泊のGLOCAL STYLE（グローカル スタイル）のバッグ類を中心に、村上市内の作家が手がけたアクセサリーなど多彩な商品をセレクトして販売している。店主の遠山さんは「アジアの人たちのつくる商品自体の魅力に惹かれた」と話す。「現地の縫製技術の高さ、丁寧な仕事ぶりには驚かされます。色使いがとても独創的ですし、日本にはなかなか無いデザインが多いです」と遠山さん。

日本にはなかなかない商品開発の手法にも惹かれるものがあったと話す。「商品を製造しているのは、ネパールやベトナムといった途上国です。現地に直接出向き、（GLOCAL STYLEが）考えたデザインをベースに現地で手作業で製造したものを日本国内で販売するという方式をとっています」。商品を1点製造するごとに10円を寄付。少数民族の生活支援に活用されるという。

バッグだけでなく、衣服やアクセサリーも豊富に取り揃えている。「水牛の骨を細工して作ったアクセサリーは、素材を余すところなく最後まで使っていたり、フェルト製の動物マスコットはひとつ一つ顔が違ったりして面白いんです。職人さんの人柄が伝わってくる気がして、楽しいですね」。

一番人気はベトナム製プラカゴバッグ

同店の一番人気は、ベトナム製のプラスチックかご「PP LINE」。「プラスチックテープで編まれているため、水に強いのが特徴です。軽くてサッと水洗いもできるので、とても実用的なんです」と遠山さん。利用客の中には、その特性を生かし温泉バッグとして活用する人も。

「お客様が自由な発想で思い思いに楽しんで使っていただけるのが嬉しいです」と話す遠山さん。明るく商品愛に溢れた店主が出迎えてくれるお天気倶楽部。ぜひ一度、覗いてみてほしい。